【短】最狂恋愛活劇
「はぁー…」


学校へ向かう道すら足が重い。

夜までどう過ごせばいいんだろ…。


「由良さん?」


「え!?何!?」


ここ数日、あたしはまともに宗太郎の顔が見えてない。


好きな人にキスされて普通でいられる程、ハートは強くないから…。


「家を出てから、今ので丁度十回目ですよ?ため息」


へ!?か、数えられてたんだ…。


「気にし過ぎですよ」


むっ…!

何でそんな他人事なわけ!?


「わ、悪かったですね!あたしのことなんかほっといて」


宗太郎はどうせなんとも思ってないんでしょ!?
< 28 / 53 >

この作品をシェア

pagetop