【短】最狂恋愛活劇
その声は、奥の客間に近付けば近付く程大きくなった。


「がははは!」


「いやーっ、今日はいい日だ!」


ん?

聞いたことあるような…。


お互いにキョトンとした顔を見合わせて、おもいきって扉を開けた。


バンッ!


「おっ!?ゆーらー帰ったのかーい」


「由良ちゃーん、あーんど、宗太郎くーんっ」


「ちょっ!親父も親父さんも飲み過ぎだって」


そこには、お父さんと、楓組のおじさんと…二人を宥める泰虎がいた。


な、何これ…どうなってんの。


「お前ら帰ってくんの遅ぇ!」


そしてなぜか、泰虎に怒られた。
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