甘えん坊かれんちゃんとツンデレ涼介君
手をつかまれた熱がひかない
待てよ…A組?
私と同じやないかい!!!
あたし気づかなかったとかただのバカだ
トントン
横から、机を叩く音が聞こえた。
えっ!?
隣の席には中山涼介がいた
「俺隣の席だったって知らなかったの?!」
びっくりして頷く事しか出来なかった
「だって、中山くん、ちゃんと出席してなかったでしょ?!」
「まぁ最初の時はね、
てか、その中山くんってやめてくんなぃ?」
えっじゃあ、なかっぴーとか?
なかやんとか?
「…涼介でいい」
少し照れて、顔を机につっぷした
かわいい…。
「涼介ーこっち来て~」
女子の声がとぶ。
「ねぇかれん!、あんた校内一モテ男と仲良しとか、スゴいんだけど!!!」
校内一モテ男なのか…
かっこいいし、かわいいもんな。
わたしには、手の届かない世界だな
そんな事を考えていると、いきなり手を握られた。
「…行くぞ」
えっ!?えー?!
涼介?!