責任取ってよねっ!
「ちょっ…湊…その顔反則//。」
そんな可愛い顔、してんじゃないよ。
俺、おかしくなっちゃうだろ。
お前が女の子だって知らなかったらこんなことにはならなかったハズなのに…
…ってか俺、意識しすぎじゃね!?
別に女の子だからといって、俺と湊は、赤の他人…
「やっぱり、迷惑だった?」
なんなんだ!!この生き物は!!
いちいち可愛い顔をしないでくれ…
「湊、もう勘弁して。そんなに可愛い顔を見せないで。」
時雨がため息をつきながら湊に抱きつこうとした。
そのとき、俺は、考えるよりも先に行動に移っていた。
「時雨、やめろ。湊は男だ。」
なぜだか、時雨に取られるような気がした。
別に俺の物って訳でもないけど、なぜだか無性に時雨に渡したくないという考えがよぎったのだろう。
「ごっ!ごめん…俺、つい…」
気がつけば、湊を自分の部屋の中に入れているではないか…
外から、時雨の声が聞こえるが俺は、それどころではなかった。