責任取ってよねっ!
本気の恋じゃなくて偽物の恋をして、何が楽しいんだろう?
私には分からないなぁ…
「だからもう一ノ瀬と会わないでほしいの…」
「分かった。なるべく会わないようにする。」
私だって会いたくない、一ノ瀬が近寄ってきたらどうしよう…
私は、ターゲットにされているからきっとしつこい位に近づいて来るかも知れない…
そのときはちゃんと注意をしないと、蝶ちゃんにまた心配をかけてしまうから。
ふっと、時計に視線を向けたらそこには8時15分を指している時計の針が見えた。
「「急ごう!!」」
遅刻する〜〜…
今が登校中ってことを忘れていた…
私たちは、出来るだけ足を早く前へ前へと動かした。