責任取ってよねっ!
嘘だ…
私は、もうバスケをやらないって決めたんだ。
なんでよりによってバスケなの…?
でも、人数的に控えに回れば出なくて良さそう!
それに、バスケに出る人達はみんな運動神経良さそうだし!
交代はなさそうだなっ!
うん!
1人で勝手に納得していたらもう6時間目が終わっていた。
私は、部活に入っていないのでそろそろ帰ろうかな…
…と思ったのだけれど…
私、図書委員でした…
図書委員は、週に3回放課後、図書室で受付をしなければならないんだよね。
だから、今から図書室に行きます。
ガチャっガチャ…
開かない…鍵がかかってるみたい。
しょうがないから職員室に取りにいかないと…
私は、余り学校で目立たないようにしてるから、先生も私のことを覚えている人は少ないんだよね。
だから、職員室に入っても誰も話しかけてくれないんだよね。
別に、いいけど…
私は、黙って図書室の鍵を取って職員室を出ようとした。
その時…
バサッ…
プリントの山が落ちてきた。
私の近くで落ちたから、ひろってあげよう。
一枚一枚拾っていたら、転入届けを見つけた。
つい最近、転入生が入ったらしい。