責任取ってよねっ!
へぇ〜誰か入ったんだ。
私、寝てたのかなぁ!?
だから、気付かなかったのかな!?
名前を見てみると…
一ノ瀬 亜綺羅(いちのせあきら)
あっ…あきら…くん…?
いやいや…こんな偶然あるわけないし。
あきらくんって言ったら…今はどこにいるんだろう…
私に初めてバスケを教えてくれた、優しい人だったのに。
でも私は、あきらくんが憎い。
私にバスケを教えてくれたのに…ゴールを決めたら誉めてくれたのに…
あきらくんは私を裏切った。
いつかはゴールを決めた私を睨み付けたり、試合中にファールを狙ってきたり。
そして、あきらくんはこう言ったの。
『みんな!なのの事、これから無視をしろ。1人で目立ってるやつはみんなも嫌いだよな。』
その時のチームメイトも
『ホントにむかつく。自己中心的なんだよ。』
『ちょっと上手いからって調子に乗るなって感じ!』
それから私は、チームにいられなくなって、バスケを止めた。
私がやめたら皆楽しそうにバスケをやってた。
そこで分かったんだ。
私がバスケをやってはいけないと言うことが…
私が止めてからあきらくんは遠くに引っ越してしまった。