責任取ってよねっ!


皆が頑張っている。
私だけ涼しい顔をしてみてるだけ…
こんなの駄目だよ。


8点相手がリードしているときに、第3クォーターが終わった。


「いっ…っ…」

蝶ちゃんが足を引きずって戻ってきた。もう足首は、赤く腫れ上がって痛々しかった。

「もう、姫上は交代だ。代わりに…」



「私がでます。」

なんで気づかなかったんだろう…
私がでても私がいじめられるだけ。蝶ちゃんは関係ない。
もっと早くに気づけばよかった。

私は、もうどうなったっていいや。

蝶ちゃん…ごめんね。


「じゃあ、湊…行ってこい。」
< 52 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop