責任取ってよねっ!
私は、すごく久しぶりにバスケットコートに入った気がする。
もう、どうなったっていいや。まえみたいに自己中心的とかサイテーとか、言われてもいい。
私のために蝶ちゃんが傷付くより、全然ましだから。
ピーピー
第4クォーターがはじまった。
いくぞぉーー!
私は、ミニスカートだと言うことさえ忘れて風のように走った。
なんだかとても気持ちがよかった。リレーのときと似ている感じだった。
勢いよくボールをカットして私は、ゴールに向かった。
そして…
シュッ
私の一番の得意技ジャンプシュートで点数を入れた。
「す…スゲー…」
「あれ、ホントに湊さん?」
「なんか、眩しい位楽しそう。」
回りがざわざわしていたけど私は、気にならなかった。大好きだったバスケをしてなんだか楽しいから。
嫌いなはずなのになんだか笑顔が出てくる。
笑顔の仕方はわかはなくても今は、勝手に笑顔になっている。
私、今笑ってる。