呪印を刻まれし者


「ボクは悪魔の化身だ。古文書にも載っているだろう。ケットシーという種別だよ」
マシューは坦々と喋った

僕はマシューが喋ったことに唖然としている

ばかりだった。


「普通の人間は悪魔と会話はできない。どういう意味か分かるかい?」

マシューは赤い目を光らせている。


「僕は…呪われたの?」

僕の両親には呪われた血統はない。


僕は直系の呪われた者!?


「ボクは見た目はただの黒猫だけど、元は人間なんだ。ボクは聖魔地区のーーー」



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