呪印を刻まれし者


マシューは話しを言いかけたまま止まっている。

がまた話し始めた

「そんなことはどうだっていい。まずは君の能力の話しからしよう」


マシューは僕の前に立ち、一声鳴いた。

その鳴き声はまるで

期待に道溢れたような喜びの一声であるようだった。


「ボクが死んだのは寿命じゃない。ボクは元から君が能力が一番開花しやすい歳に死ぬように設定されていたんだ」

僕はマシューの見た目が猫であることに疑問になってきた。

元は人間なのに

どうやって猫になったのか。

そんな疑問に思っていても

マシューはそのことについては
話そうとはしない。


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