チョコから始まる甘い恋
手紙
ーーー…次の日から私は頻繁に基樹に呼び出され、『あれをしろ』『これ取って』挙げ句の果てに『飯、食わせろ』と、奴隷=パシリ生活が始まった。
「はぁ~ιιどうにかならないかなぁ~(*´Д`)=з」
授業の間の10分間の休憩中私は、目の前の明日香に向かってなんともいえない溜め息を吐いた。
「んもぉ~何言ってんのよぉ~!佳織、あんた今、ものすご~くいいポジションにいるんだからそんな嫌そうな溜め息漏らさないの!!基樹先輩に近付けるチャンスなんて滅多にないんだからっ!」
いやいや、私にとったら最悪ですよ…ιιてかこの状況を見てなぜここまで基樹がキラキラな目で見られているのかがわからないわ…ιι
「じゃあ変わってよ」
私はあえて嫌みったらしく明日香に自分の本音をぶつけてみた。