チョコから始まる甘い恋
「俺、かなりモテるんだよね」
は?この人いきなり何言い出すんだ?
「だから何が言いたいの?」
私は何故かイライラしていた。多分半分は目の前の男のせい。あと半分は――…?考えてもわかんないので先生のせいにしておこう。(おいおいιι)
「だから、俺があんなダサい格好してたらモテなくなるだろ?それくらい分かれっ!」
………!?この男、まさか二重人格者!?
「二重人格!?」
私は思わず言ってしまった。ってかあれがダサいって…こいつそうとうなナルシスト野郎だな。
「そっ。学校では優等生だからバラすなよ。あっ、ちなみに兄貴もこのこと知ってっから。」
ボソッ
《変態にナルシストか…》
「何か言ったか?」
えっ?今の聞かれてないよね??
「いや、何も。」
「………ふ~ん。」
何か今、間があったような…ιι
「お~い!!こうきぃ~お前、いつまで俺待たせんだよっ!先に行くゾ~?(怒)」
「わりぃ。今いく。じゃ、またな。」
そのまま光樹は英語準備室から出ていった。
最後に意味深な言葉を放って――…