社長の彼とあたしの最後の恋愛


洸輝ってば、何考えてるのよ。


「ロンドンでも、こうやって仕事をしてましたよね?」


「そうだったよな。気が付いたら朝って事も、けっこうあったな」



はぁ!?


何、二人で思い出話をしながら、笑い合ってるのよ。


「そうでした。うっかり私が、寝ちゃった事もあったし…」


そう言いながら、美由はチラッとあたしを見る。

……何が、言いたいわけ?




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