夏休みのTシャツ
リビングに行くともうお母さんが起きてて、お弁当を作ってる。

横からちらッと見たけど
(おぉ~!!!!豪華。)

いつもと違いちょっと気合いが入ってるみたい。


顔を洗って、服を着替える。

いつもと同じようにご飯を食べて。




荷物の準備は昨日のうちにしておいた。

忘れ物のないように、もう一度カバンの中を確認する。

「タオル持った。
着替え持った。
水筒持った。
筆記用具持った。」

「優希、これは?」

お母さんが包みを指差す。

あっ!!

「お弁当持った。」



2人で神棚にお願いする。

(いい成績が残せますように。)




時間になって、お母さんと弟と一緒に家をでる。
夏休みだからか、朝早いからか、道路には人はあまりいない。


駅まで歩く。
そこでみんなと待ち合わせてる。
みんなっていうのは恭ちゃんを含めたグループのみんな。

恭ちゃん以外はみんな年下。

『優ちゃん』って仲良くしてくれる。


全員そろったから電車に乗る。
何度も乗り継いで、やっと着きました!!
会場に。

「おっき~。」

テレビでは何度か見たことあるけど、ここまで大きいとは思わなかった。

急に緊張してきた。
恭ちゃんの顔を見てみたけど、いつもと変わらない。

(なんで緊張しとらんのかな?)



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