夏休みのTシャツ
◇終わらない宿題

・あと3日


「それって軽く告白じゃん!!」


「へっ?!」


あたしはシャープペンを持つ手を止め、顔を上げた。

ここはあたしの部屋。

夏休みが始まる前に宿題を終わらせた麻美に手伝ってもらいながら、こないだの全国大会の報告をしてました。



「なんで告白なの??別に好きとか言われてないし……」


予想もしなかった麻美の言葉に驚きながら返す。

「だって『俺の前でだけ泣け』って言うのはそういうことじゃないのぉ?」

「そういう意味じゃないと思うよ。だって、」


「だって??」


「えっと、根拠はないけど。」


「じゃあ『パートナーは優希しかいない』発言は?」




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