恋色カフェ

本音


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家の扉を開け、ドサリ、と真っ先にソファーへと沈み込む。


鞄から携帯を出して確認するも、予想通り、着信は無し。

……ううん。本当は少しだけ、秀人から連絡が来るんじゃないかって思ってた。



「終わっちゃったんだ……」


本当に、これで。


終わらせて、しまったんだ──。



ボソリと、天井を仰ぎ見ながら呟いた私の視界に、ふと、天井の照明が入りこんだ。


そう言えばここに引っ越してきた時、これを秀人に取付けてもらったんだっけ。


最後に秀人がここに来たのは、一体いつだったんだろう……?



必死に考えてもまるで出てこない程、遥か前なのは間違いない。


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