Mirror World
デビルクラウンから眺めるこの世界は、変わっていた。
空は果てしなく続いているのに。
‥大地は正方形の形のように、端だけが暗闇。
こんなのあってはならない、世界の作り方。

「今、思ったんだが‥どこ行くんだ?」

顔を見合わせる僕たち。
思わず、笑ってしまった。

「一度、下に降りないか?君の休憩も兼ねて」
「わかった」

僕らは近くの街に降りることにした。
街、って言っても賑やかじゃなく、静かで人の気配が全くなかった。
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