鬼遊び
「ハク。お前、女だろ。もっと恥じらいを持て」
よく言った蓮司!もっと言ってやれ!俺はチキンなんだ
「なんだ。レンジ・・・貴様は私の体に欲情するのか?」
あっけらかんと言う彼女に蓮司は深い溜息を吐いた
「冗談だ。普段は一人だから気にしたことがないんだ。次は気をつける」
意外と冗談を言うよなハクって
真顔で言うから冗談に聞こえないんだけどな
「貴様等グズグズするな。街に行くぞ。これを上から羽織るんだ。それから、レンジとヨシトの武器を仕入れなくてはな。ホロ、すまぬがノラを読んでくれ」
「ノラだけでいいのか?」
「かまわん。」
ハクのその言葉を聞いたホロは山犬に戻って吠えはじめた
「よし。外に出るぞ。」
俺達はハクに渡された茶色い布の羽織を羽織って外に出た
ハクの意外な一面を知った数時間だった