Prisoner of Love
☆act.1
*謎の招待状
空も暗くなってきた頃、とある会社のオフィス。
1人の女性が、机の上の書類と格闘していた。
「きゃーっ、あと10分!?
間に合わないー!!」
周りに人がいるのも構わず大声を出している彼女は、木島菜々。
ここの事務員だ。
時計を気にしながら、仕事をしている。
時刻は、6時50分を差していた。
焦れば焦るほど、終わらない。
そう分かっていても、焦ってしまう。
今日は7時から約束をしていた為、早く仕事を終わらせる予定だった。
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