Prisoner of Love



それでも全てを記録した。


何が事件に繋がっているか、分からないから。




「ねぇ、最後に1つだけ聞きたいの」




部屋を出ようとする真司を呼び止めて、真奈は神妙な面持ちで言った。




「私たち、どこかで逢ったことある?」



「え……?」




真奈の言葉に驚いた表情をする。


だけど、それ以上は何も言わない。

ただ、真奈を見つめるだけ。




< 137 / 279 >

この作品をシェア

pagetop