Prisoner of Love



美希は、聞かれた質問以上の返事はしなかった。


それに終始、怯えていた。




「パソコンじゃ手がかりなしか……。
あと、あのバスは普段から走っているものなんですか?」



「いえ、ここにはバスは走っていません。
主が用意したもので、それぞれ来る時刻も設定されていました」



「えっ!?
それぞれって、全員時間が違ったんですか?」




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