Prisoner of Love
そうは言ってみたものの、確かに優梨とは別だった。
それに広いバスの中、寛子と2人だった。
「違います。
4台バスを使用して、2人ずつを1時間おきに設定されていました。
スタートは13時です」
「そんなところまで細かく決められていたんだ。
ちなみに、順番を教えて下さい」
「最初は鈴木様、西島様。
次に麻衣様、彩様。
そして、あなたと堤様。
それから、木島様のご両親で最後に、妹様と木島様です。
私は当日の朝、7時のバスで来ました」