Prisoner of Love



その遮りに咲子は我に返り、小さくごめんなさい、と呟いた。


それっきり2人共黙ってしまった。




「ねぇ、あたしを取り戻すって何?
どういうことなの?」




菜々が2人に詰め寄っても、答えてくれない。




「お前は知らなくていいことだ」




やっと口を開いても、それだけしか言わない。

そんなことでは納得出来ない。




< 24 / 279 >

この作品をシェア

pagetop