Prisoner of Love
両親のこともあり、同情も買った。
それでも、刑は軽くならない。
それだけ大きなことをしたんだ。
そんな優梨に、真奈と寛子は何度も面会を申し入れていた。
こんなことになったけど、大切な家族に変わりはなかったから。
でも、1度も逢ってはくれなかった。
それでも諦めずに面会を申し入れ続けた。
いつか逢ってくれると信じていたから。
「真奈さん、全然ないねー」
「お祖母様は、何も書類を残さなかったみたいだね」