Prisoner of Love
*人知れず辛い道を選ぶ
一方、優梨の部屋には3人が集まっていた。
「優梨っ。
なんかヤバくない?」
優梨の親友、堤寛子がおどおどした様子で言う。
「ヤバイ気がする。
何も分からないなんて、おかしい」
腕を組みながら考え込む。
「真奈姉、どうする?」
「どうすることも出来ないね。
ここは、完璧に隔離された場所。
バスだって、3日経たないと来ない」
冷静に優梨のいとこ、大谷真奈が返す。
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