Prisoner of Love



夕食中は、これと言って決まったこともなかった。

全員が自由に食べたり、飲んだりして、歩き回っていた。


お世話をする身だからか、美希だけはずっと何もせずただ立っていた。



その夕食も楽しくやっていた頃、皿が床に落ちて割れる音がした。




「うっ……あっ」




次には、誰かのうめき声が聞こえた。


全員の手が止まり、静まり返る。




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