Prisoner of Love



「じゃあ、起きてる間はみんなで一緒にいようよ」




手をポンっと叩いて、寛子が言った。


だけど、すぐに暗い表情になった。




「でも、寝てる間に……ってこと、ないよね?」



「ないとは言い切れないね」




寛子の不安に、真奈は否定しなかった。




「だったら、なるべく2人以上で寝よ?
少しは防げるんじゃないかな?」



「確かに、ちょっとは安心かもね」




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