Prisoner of Love



「それも怪しい気がして来た。
明日以降、何も起きずに終わるはずがないよ」




眉間にシワを寄せて、難しい顔をして真奈は言う。




「まさか、ターゲットは全員、な訳ないよね?」




寛子の問いには、誰も答えられるはずがない。

何が理由で咲子が殺されたのか、分からないから。




「とりあえず、今日は起きてようよ」



「その方が安全かもしれないね」




< 68 / 279 >

この作品をシェア

pagetop