水玉模様。


な…なんで?!
なんでばれちゃってんの?!

「えっ…す…すきじゃないよっ」

あ…たぶん、今私顔真っ赤だ。
ウソってばればれじゃん…

「顔あかっ!まぢやろ?」
「そ…そんなんじゃないもんっ」

うっ…
親友にまでうそ…ついちゃった。

「いや、すきやろ?」
「…」

スキ。
スキだよ?

「やっぱすきなんだ!」
「…すきじゃないもんっ!」

「バレバレ…隠すならもっとましな
隠し方しないとっ 笑」

うっ…
やっぱばれちゃった。

「えっと…美咲ちゃん、だれにもいわないでね?」
「わかった、わかった 笑」


この日から、私は、
美咲ちゃんに相談するようになった。

―…あの日までは。
< 10 / 14 >

この作品をシェア

pagetop