つないだ小指
「親父今日遅くなるらしい。」


「うん、分かってる。明日の朝あいさつするつもりなんだ。」

私達は夕食を済ませリビングで愛菜を挟み話をしていた。


「ね、そういえば春日の話ってなんだった?、結構気になるんだけど。」


「、、、、、、、うん、俺が菜々美のこと心配だから、春日に頼んだ。」


「郁人、大丈夫だから。一人でがんばるって、」


「大丈夫じゃないだろ、菜々美はちっとも自分のこと分かってないんだよ。」


「私は、信じてもらえないの?」


「そういうことじゃ、、ごめん春日にも言われた過保護にしすぎだって。

、、でな、春日は、頼まれなくても放っとかない。て言ってきた。」






「宣戦布告されたよ。覚悟しろって。」


「どういうこと?あ、、そういえば取り消しとかいってた。」

全く、春日は良く分からない。


「諦めるのは無しにするってさ。」


「え、、、、、、、、

ええ~???だって、婚約してるのに。」


「構わないっていってたぞ。奪ってやるって言われた。

 それでも春日に俺は菜々美を託したい

 俺は傍に居てやれない。

 菜々美が頼る相手は春日しかないだろ。

 春日は、絶対菜々美を泣かせない。だから

 俺は、菜々美の気持ちと言葉を信じて春日に頼んだ。」


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