つないだ小指
フッと笑ってそのまま腕が引かれる。
ギュッと抱きしめられて郁人の匂いに包まれた。
溢れた涙が郁人の肌を濡らす。
「怖いのか?大丈夫だ、愛してるよ菜々美。」
「なあ菜々美、あの家は傷ついた小鳥が羽を癒す場所だったんだよ。
羽が癒えた鳥はもうその場所は必要ないんだ。
飛び立っていいんだよ。
お前は自由になっていいんだ。」
「郁人。」
「でもきっと菜々美は俺を目指して飛んで来てくれるよね。」
「郁人。」
「指輪、、、外す?。」
ちょっと心配そうに聞いて来る。
「はずさない。」
見つめあって唇を重ねる。
再び重なった体は、さっきよりさらに熱を帯びていく。
もっと近くに来て。
私の心がくるおしく郁人を欲しがる。
ギュッと抱きしめられて郁人の匂いに包まれた。
溢れた涙が郁人の肌を濡らす。
「怖いのか?大丈夫だ、愛してるよ菜々美。」
「なあ菜々美、あの家は傷ついた小鳥が羽を癒す場所だったんだよ。
羽が癒えた鳥はもうその場所は必要ないんだ。
飛び立っていいんだよ。
お前は自由になっていいんだ。」
「郁人。」
「でもきっと菜々美は俺を目指して飛んで来てくれるよね。」
「郁人。」
「指輪、、、外す?。」
ちょっと心配そうに聞いて来る。
「はずさない。」
見つめあって唇を重ねる。
再び重なった体は、さっきよりさらに熱を帯びていく。
もっと近くに来て。
私の心がくるおしく郁人を欲しがる。