つないだ小指
「ま、それはいいとして、お前、郁人に会ってるのか?」
「え、あ、ううん引っ越しの日から会ってない。」
「連絡は取ってるのか?」
「いや、最近電話も来ないし、メ-ル一方通行なの。」
「ばあか!!なんかとんでもないことになってるぞ。」
「!!とんでもないって。」
「郁人副社長の娘と付き合ってるって、
結婚するとか副社長が言ってるらしいぞ。」
。。。。。。え?
晴天の霹靂というのはこのことで、
何の不安も無いと言えば嘘になるけど、
郁人が私を離れるなんてことは今まで一度もなかったし
どんなに郁人がモテていても、私以外に気持ちが揺れないと思い込んでいた。
そういえば、と思い当たる節はあった。
結城家に郁人パパが何か言いたそうにしていたり。
今まで電話は無くても、メ-ルの返信はその日のうちにあったから。
今回のように音信不通なんてことは無かったのだ。
どうして?
あの日感じた幸せは、偽りだったの
「え、あ、ううん引っ越しの日から会ってない。」
「連絡は取ってるのか?」
「いや、最近電話も来ないし、メ-ル一方通行なの。」
「ばあか!!なんかとんでもないことになってるぞ。」
「!!とんでもないって。」
「郁人副社長の娘と付き合ってるって、
結婚するとか副社長が言ってるらしいぞ。」
。。。。。。え?
晴天の霹靂というのはこのことで、
何の不安も無いと言えば嘘になるけど、
郁人が私を離れるなんてことは今まで一度もなかったし
どんなに郁人がモテていても、私以外に気持ちが揺れないと思い込んでいた。
そういえば、と思い当たる節はあった。
結城家に郁人パパが何か言いたそうにしていたり。
今まで電話は無くても、メ-ルの返信はその日のうちにあったから。
今回のように音信不通なんてことは無かったのだ。
どうして?
あの日感じた幸せは、偽りだったの