つないだ小指
「それにしても菜々美さん。

あなたの男運はすごくいいんじゃない?

郁人さんもステキだけれど、

綾波さんもイケメンで優しい方ですよね。

それに

結城お父様優しくて素敵ですよね。

あんな素敵な人なかなかいないわ。」

「はい?」


まあ、そうですが。

突然話しの方向がかわって驚いた。

私の怪訝そうな顔を見て、


真赤になって梓さんが囁いた。

「これは、秘密ですよ。

わたし、結城さんに年甲斐もなく恋しちゃって。」//////


びっくり!!!!!


「あ、別にどうこうなろうとかっていうんじゃないの。

ファンていうかね。」

真赤になりながら言い訳をする梓さん。かわいい


梓さんてたぶん45歳くらい。

パパは50だからそういう対象になっても不思議はないよね。

わたしのママだっていきてれば46歳だし、

私は、いいと思うな。

ママとはあんな風に死に別れてしまって、

愛菜のこともあるけど。そういうのもありかななんて思ってしまう。


まあ、私がどうこう言う話じゃないかな。

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