つないだ小指
春日が俺に気付いて手を振った。


「今日はどうもな。春日も手伝ってくれたのか?」


「まあ、名簿からメンバ-ピックアップしたぐらいだよ。後は全部菜々美がやっ


 たから。」


「そっか、後でなんかお礼するよ。」


「いや-、礼なら菜々美から貰ってるから。」

春日がニッと笑った。?!表情に違和感を感じ?。気のせいか?


菜々美が焦った顔で反論する。


「はあ?何もあげてないじゃんわたし。」


「夕食!御馳走になってるだろ。これくらい手伝ったってお釣りがくる。」


「じゃ、また今度食べに来て今度は辛口にするよカレ-。」


「バーカ愛菜ちゃんが食べられなくなるじゃないか。しばらくは甘口カレ-がこ

 この定番なんだろ。」


「そっか、でもその日だけ愛菜だけ別に作れば、」


「いいよ、甘口でもうなれたし。」


 菜々美がハッとして俺を見る。



「なによっまだ一回しか食べてないでしょう。郁人いつもじゃないのよたまにな


のよ。」


何だこのシュチエ-ション?


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