つないだ小指
「菜々美ってさ、高校時代勉強もスポ-ツも何でもできるだろ、
みんなの世話するのも好きでさ、
いつも話題の中心にいたよね。明るくて、
思いやりもあってみんなに好かれてた。
時々大胆なことして驚かされるけど、
ちゃんと自分で解決する強さもある。」
「それは、郁人でしょみんなが注目してたのは、
私が郁人と一緒だったから。」
「分かってないな。
おまえはね、好かれるオ-ラ持ってるんだ。
見つめられたら眼が離せなくなる。
みんな菜々美が欲しくなっちゃうんだ。
気づいて計算してやれてたら怖いけど。
でも、菜々美は誰のものにもならない。
だから、誰とも長く付き合えなかった。
別れた理由は皆、おなじだったでしょ。」
みんなの世話するのも好きでさ、
いつも話題の中心にいたよね。明るくて、
思いやりもあってみんなに好かれてた。
時々大胆なことして驚かされるけど、
ちゃんと自分で解決する強さもある。」
「それは、郁人でしょみんなが注目してたのは、
私が郁人と一緒だったから。」
「分かってないな。
おまえはね、好かれるオ-ラ持ってるんだ。
見つめられたら眼が離せなくなる。
みんな菜々美が欲しくなっちゃうんだ。
気づいて計算してやれてたら怖いけど。
でも、菜々美は誰のものにもならない。
だから、誰とも長く付き合えなかった。
別れた理由は皆、おなじだったでしょ。」