つないだ小指
「菜々美が誘ってくれるなんて嬉しいよ。」
部屋に入ると後ろから抱きしめられた。
「あー一郁人違う違うの!!見せたいものがあるのよ。」
「えっ?」
緩められた腕をスルッと抜けて机の中の小箱から写真を取り出した。
「これ、結城ママから貰ったの亡くなる一か月前に。」
「お-っなつかしいなあ。全部ツ-ショットだ。
そっか、毎年恒例だったもんな俺の誕生日に写真撮るの。
菜々美が持ってたんだ。なんだ?同じ写真2枚づつ?」
「違うよよく見て。」
「ほんとだ一枚の写真俺だけ横顔か。わあ、見事に全部。」
「私を見てるでしょ。」
「あ、そうだな。俺どんだけ菜々美が好きなんだ。
スト-カ-みたいで気持ち悪くて引いたとか?」
「逆でしょ、恥ずかしくって、情けなくって自分に嫌悪したよ。」
「なんでそうなるの?」
「こんなに優しい目で見てくれてる郁人を私は平気で傷付けていたから。」
「、、、、。」
部屋に入ると後ろから抱きしめられた。
「あー一郁人違う違うの!!見せたいものがあるのよ。」
「えっ?」
緩められた腕をスルッと抜けて机の中の小箱から写真を取り出した。
「これ、結城ママから貰ったの亡くなる一か月前に。」
「お-っなつかしいなあ。全部ツ-ショットだ。
そっか、毎年恒例だったもんな俺の誕生日に写真撮るの。
菜々美が持ってたんだ。なんだ?同じ写真2枚づつ?」
「違うよよく見て。」
「ほんとだ一枚の写真俺だけ横顔か。わあ、見事に全部。」
「私を見てるでしょ。」
「あ、そうだな。俺どんだけ菜々美が好きなんだ。
スト-カ-みたいで気持ち悪くて引いたとか?」
「逆でしょ、恥ずかしくって、情けなくって自分に嫌悪したよ。」
「なんでそうなるの?」
「こんなに優しい目で見てくれてる郁人を私は平気で傷付けていたから。」
「、、、、。」