絆を超える愛を
ボーン...ボーン...

暫くして、12時の鐘がなった。

『やったー、昼だー!!』『お昼食べにいこー。』『近くに安いフレンチのお店があってさー。』『げ、弁当忘れた。』

鐘がなった瞬間、騒がしくなり、みんなお昼を食べに行った。

私はその輪の中に入らず、仕事を続けていた。

そもそも、この会社にはお昼休憩という決まった時間はなく、各自で好きなようにお昼休憩を取るようになっている。

なのにみんな12時にはお昼を食べに行く。

そして、お昼休みをたっぷりとり、5時頃になって時間がない、残業だー、などといい、夜遅くまで残るのだ。

私は残業などしたくない。

だからお昼も仕事をして、一段落したらお昼を食べに行く。
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