〜海〜
「ごめんね??おそかったよね…」


「大丈夫。」


目の前にいる司君はかっこいい。だけど、やっぱり優斗じゃなきゃいやだよ…。


「急に呼び出してごめん。」

「大丈夫だよ?」

「俺さ…」

真剣な顔でまっすぐわたしを見る。

「うん。」


「薫ちゃんの事好きなんだよね…。」


えっ??


最初何を言ってるのかわからなかったし
意味も理解できなかった。


「えっと…」

「いきなりでごめん。」

「ううん。」

「今は返事くれなくてもいい。お互いあまり知らないから…これから会ってくれるか??できれば恋人候補として…」

司君は恥ずかしそうに言ってくれた。

「ありがとう。でも好きな人がいるの。」
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