〜海〜
「そう。」

安心したように笑う沙織さん。


「あ!!私借りたいCDがあったんだ!!行ってくるね優斗。」

「あ、ああ。」

「ねぇ優斗…。」

沙織さんが優斗に話し掛ける声が聞こえる。

聞きたくない。


嫌だ。


たぶんまだ。優斗の事…沙織は好きなんだ。

だって…そうじゃなきゃ。


あんな優しい笑顔。愛しそうなあの笑顔できないよ…。

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