中学生
「奈々〜!帰ろう」

美保が荷物を持って叫んでいる

美保は小学校からの唯一の友達だ

小さくて、なんか守りたくなるような小動物系。

「わかったぁ。待って!」
急いで荷物を持って走って教室をでた。

廊下を曲がろうとしたそのとき…

ドンッ

「きゃあっ」

「痛い…」
思いっきり転んでしまった
ってそんなことより、


「すみません!大丈夫ですか…?」

「あ〜!大丈夫大丈夫♪ってか1年だよね?大丈夫?」

と言い、腕をつかんで立たせてくれた

そして荷物を渡され

「ごめん!いま急いでるんだ…名前は?」

「あ!伊東奈々ですっ」

「あ〜!伊東の妹かぁ。俺は、田中貴樹!またな♪」
と言うと、

走って行ってしまった


「奈々、大丈夫?てゆうか、さっきの先輩かっこよかったね♪」

美保が先輩の後ろ姿を見ながら言う

「うん…」

ほんとにかっこよかった。

身長は170センチくらいで、
少し茶色がかった髪
顔は、いわゆる癒し系で、笑顔がすごくかっこよかった。



その日は、田中先輩のことばかり頭にあって、美保に
「ちょっと!話聞いてる?」
と何度も怒られた



「田中先輩かぁ…」

明日も会えるかな…
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