祐雫の初恋
 




 お屋敷に戻った祐雫は、バッグから小さなメモを取り出して見つめる。

 慶志朗の流れるような美しい文字が祐雫のこころを晴れにする。







       …… 七月三十一日 九時 桜川駅 ……













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