運命

「お前名前なんだ?」



顔見て言えや。



「てめぇは人の顔を見れねーのか」



「お前誰に向かってって!!!」



やっと気づきやがったか。



「雄哉、お前さっきからあたしに向ける態度悪いよ」



「馬路ゴメン!!まさか憂だとは思ってなくて・・・ホンマごめん」



ほっんと、変わってないんだから。



「変わってないね」



「憂は・・・美人になったな!」{胸もでけぇし}



「は?別に変わってないっしょ」



雄哉はどこで‘お世辞’というものを覚えたんだ。

逆に雄哉もカッコよくなってるじゃん。



「嫌、ホンマ綺麗で美人になってんぞ、うちのクラス男子しかおらんけ心めっちゃ心配」



え?男子しかいない?



「女子は?」



いないってことは無いよね・・・。流石に。



「おらんよ」



馬路かぁ!
最悪じゃねーかよ・・・。



嫌だな。
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