夢はひそかに…できないっ *草食王子にkiss*

星条くんは寝室のドアを通り越して、歩いていく。


「あ、あれ……?」

「どうかした?」

「なんにもない……」


星条くんが入ったのは……台所?

壁に埋め込み式の冷蔵庫を開け、取り出したのは某高級カップアイス。

それを二つ出して、一つをあたしに差し出して笑った。


「はい、イイモノ」


……イイモノ。

うん、イイモノだね……。

あたしはほっとしたような、がっかりしたような不思議な気持ちでアイスを受け取った。


※アイスは優香が美味しくいただきました。
< 34 / 79 >

この作品をシェア

pagetop