夢はひそかに…できないっ *草食王子にkiss*
創太と僕と福島さん
「おーい凛夜!昼飯買いに行くぞ」
「今行くー!」
あれから約1ヶ月。
僕は花壁さん、福島さん、長野さん、創太と行動を共にするようになった。
それからは日が過ぎるのが本当にあっという間で、体験したことがないほど楽しい時間だった。
「星条くん、本当にそれでいいの?」
今は購買部でみんなと昼食を買うところ。
みんなはいつも気を使おうとしてくれるが、僕の希望で昼食はいつも購買部だ。
今日は焼きそばをサンドしたパンを買う僕を、花壁さんが横で心配そうに見ている。
『星条くん、本当にそれでいいの?』と言う言葉は、花壁さんの口癖になっているような気がする。
みんなに気を使わせたくないと言うのもあるが、食堂に行くことで視線を集めるのが嫌だという理由で、いつも昼食は決まって屋上だ。