やつ
一週間前の仕事の帰り道だった。

シゲルは疲れ、ふらふらと街中を歩いていた。
疲れたと言っても、お茶出しやコピーなどの簡単な雑用をするばかりなのだが、その毎日の単純作業の繰り返しはシゲルにとって苦痛であった。

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