定義はいらない
佐々山先生に話しかけられて松木先生は明らかにびっくりしている。

2人がどんどん近付いてきた。

「俺も行っていいんですか?」

「いいですよ。大歓迎です。」

「これで決まり。」

「まだお店決まってないから決めたらお伝えしますよ。」

「分かりました。」


そこで松木先生は他の医者に呼ばれていなくなった。

「あいつでいい?」

「誰でもいいですよ。」

「楽しみだなぁ。お店決めたら俺にもメールしてよ。」

「はい。」


私が決めるんかい。

内心、突っ込んで私たち2人も分かれた。

松木先生の指導教官は太朗ちゃん。

これは楽しいことになりそうだな、と思った。


そして、太朗ちゃんには

松木先生が来ることを伝えなかった。
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