定義はいらない
終局
まどかの服装は今日も可愛い。
雑誌で言うとキャンキャンみたいな、お嬢様コーデ。
冬なのに半袖のワンピース。
カバンはサマンサ。
いかにもって感じ。
「では、お疲れ様。乾杯!」
佐々山先生の音頭で4人はそれぞれ杯を上げる。
3人はビール。お酒の飲めないまどかだけカシスオレンジ。
飲み会の1杯目にカシスオレンジを
頼む女の子ほど信用できないものはない。
どうせ、まどかは2杯か3杯飲んだところで
「もう酔っ払っちゃったぁ~。」とか言って
佐々山先生にしなだれかかるに決まっている。
私はそこに便乗してタダで飲み食いさせてもらう魂胆。
「松木はさぁ、今彼女とかいるの?」
「いないんですよ。別れました、秋に。」
「だってよ~。鈴木、どう?松木とか。」
佐々山先生は自分の話を差し置いて
他のメンバーに話を振る。
こういうのずるいなって思う。
雑誌で言うとキャンキャンみたいな、お嬢様コーデ。
冬なのに半袖のワンピース。
カバンはサマンサ。
いかにもって感じ。
「では、お疲れ様。乾杯!」
佐々山先生の音頭で4人はそれぞれ杯を上げる。
3人はビール。お酒の飲めないまどかだけカシスオレンジ。
飲み会の1杯目にカシスオレンジを
頼む女の子ほど信用できないものはない。
どうせ、まどかは2杯か3杯飲んだところで
「もう酔っ払っちゃったぁ~。」とか言って
佐々山先生にしなだれかかるに決まっている。
私はそこに便乗してタダで飲み食いさせてもらう魂胆。
「松木はさぁ、今彼女とかいるの?」
「いないんですよ。別れました、秋に。」
「だってよ~。鈴木、どう?松木とか。」
佐々山先生は自分の話を差し置いて
他のメンバーに話を振る。
こういうのずるいなって思う。