これが私の旦那サマ!
「こんな妄想してないで早く部屋戻ろーっと。」
ドンっ
「あっ・・・」
私は早く自分の部屋に戻らなきゃ、と急いで寝室を出ようとしたらその拍子に何かを落としてしまったみたいだ。
「やばっ!写真立てだ・・・割れてなきゃいいけど・・・」
写真立てが割れてない事を祈りながら私は写真立てを拾い上げて写真を見た。
「えっ・・・」
写真を見て、私はとても驚いた。
「西島さんと・・・誰?」
写真には今より少し若い西島さんとそんな西島さんに幸せそうに寄り添っている綺麗な女の人が写っていた。
恋人・・・嫌、恋人っていうより、もっと深い関係を思わせる写真に写る二人の雰囲気に私は胸がムカムカした。
「もしかして、この人・・・」
西島さんの・・・
その時、調度、玄関からガチガチャという音がした。西島さんが帰ってきた!?それにしては早い気がするけど・・・私は急いで写真立てを直して自分の部屋へと走った。