これが私の旦那サマ!
「百合ちゃん、キスしていい?」
「は!?えーっと。」
「んっ」
良いと返事をしてないのに西島さんは私の唇を自分の唇で塞いだ。あ、私…ファーストキスじゃん。
「んっ…あっ。」
ちゅっちゅっと何度も何度もキスをされ今まで出した事もない声が出てしまう。
「百合ちゃん可愛い~」
「ちょーしに、乗らないでください!」
私が睨みつけながら言っても西島さんは私を可愛い可愛いと頭を撫でるだけ。畜生、人を子供扱いして…
「あとさ、百合ちゃん。」
「何ですか?」
「百合ちゃんも今は西島なんだから僕の事、名前で読んで欲しいなぁ。」
ニコッと微笑む西島さん。そういえばそうだけど今さら名前呼びってなんか恥ずかしいぞ!?
「そんな急に恥ずかしいですよ!」
「桔平の事は桔平さんて呼んでたのに?」
「うっ…それは…」
桔平さんがきぃちゃんて呼んでなんて言うからそのインパクト強すぎてつい名前呼びに…